《10.28生活保護アクション in 日比谷「25条大集会」》 が、2015年10月28日、東京都日比谷公園野外音楽
ステージに上がり発言する人だけではなくて、その場に参加した全ての人が「主役」である。こういう視点をもって、「STOP!生活保護基準引き下げ」編集部員は集会&デモに臨みました。集会のあいだは一箇所に落ち着くことなく、会場内をウロウロと歩きまわり、人々の写真を撮らせていただきました(※撮影とウェブ掲載の許可はそれぞれの方からいただいています。写真はこの記事の後半に掲載されています)。
なお、集会の「ハイライト」ともいうべき、ステージでアピール文が読み上げられた場面を写真撮影することができませんでした。それは、生活保護の運動でたびたびご一緒していた或る青年(30代)が自死していたことを、運動のなかまの方からお聞きしていたからです。青年「S」さんのご冥福を心より祈らせていただきます。
以下は会場での参加者の方々の言葉です。
「A」さん(※目に見える「障害」をもつ)《写真? どんどん撮ってください。インターネット掲載ももちろんOKですよ。ぼくは別に犯罪者でもなんでもないから(笑)。》
「B」さん《社会的包摂と言う言葉がもてはやされていますが、野蛮な状態へ取り込まれることが幸福であるとは到底思えません。途中体調不良で休憩などしたので全体は把握していなかったのですが、この度の大集会がこのようなコンセンサスを形成する場ではなく、各々が人格を有する個人であると訴えて行く確認をした集会であったことを切望します。》
「C」さん《こういう集会の場では「ここは自分のいる場所ではない」と感じてしまう。なんだか疎外されている感じが強いのです。》
「D」さん《集会の時間がちょっと長くない? 体調悪い人も多いし、冷え込む時期だし…。》
「E」さん《みんなが集まると心強いよね。生活保護利用者の自分は普段なんだか「肩身がせまい」思いをしているから。でも、こうやって大勢の仲間といると「自分ひとりじゃないんだ」と実感できるのが、嬉しいよ。》
なお、集会&デモに参加したかったけれど、体調不良のために参加を見合わせたという方々もいらっしゃいました。当記事では先に《参加した全ての人が「主役」》と書きましたが、これは訂正します。正しくは「参加した人も、事情により参加できなかった人も、心を共にする全ての人が「主役」》です。
※写真はクリックすると大きくなります。ちなみに「いい顔」で撮れている方が多いなあと思っています。